40代無職が今後の家計について真剣に考えてみた。お金と真剣に向き合おう。 

無職ライフ
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私は会社を退職して現在無職です

収入はなく、次の仕事のあてもまだありません

退職後のお金についてはまぁしばらくは今までの貯金でなんとかなるかな、

そんな感じで無職生活に突入してしまいました

 

というわけで、ちゃんとお金について考えたほうがいいな、とこの本を読み始めました

 

37歳独身、年収300万円 知っておきたいお金のこと  

      横山光昭   毎日新聞出版

 

40代の私ですが、すごくわかりやすかった

さっそくとりかかろう! と、ひさびさにやる気がわいてきてます

ちなみに37歳の人じゃなくてもこの本読んで大丈夫です

「お金が貯まらない」に潜む3つの心理

現状維持バイアス

現状維持バイアスってよく聞きますよね

例えば、

今利用してるサービスよりもコスパのいいサービスがあるのに、変更するのも面倒だし・・・まぁ、とりあえずいまのままでいいか

っていうのがまさに現状維持バイアス

 

私もまさに、モバイルWIFIや電力会社を他に変更した方が、今より安くなるとわかってるのに

変更すること自体が面倒でなんとなくそのままにして日々が過ぎていってます

あなたも、そうんなふうに面倒で後回しにしてることありませんか?

サンクコスト効果

続いては、「サンクコスト効果」みなさん知ってました? 私は言葉自体は初耳でした

例えば、

株価が下落して含み損がある状態で、株価がもどる見込みもなく塩漬けになりそう・・・

ロスカットした方が良いとわかっているのにできないことです

つまり、もったいないと思ってしまい合理的に判断できなくなってしまう心理状態のことです

テンション・リダクション効果

これは大きい買い物をするときにしがちな「ついで買い」のことです

 

私もちょうど1年前、「ついで買い」をしていました

それは、母の病気がきっかけでした。自分も医療保険見直した方がいいのでは?と思ったんです

保険について相談できるショップ、最近よく街中で見かけますよね

予約をして専門のFPの方に医療保険のプランを見積もりしてもらいました

 

医療保険だけでよかったのに、「独身なら介護のことも考えた方がいいですよ」と介護特約、

「入院したらすぐに保険金が出る特約をつけておいた方がいいです」と特約、

「医療のための貯金はしなくても大丈夫」などなど

巧みなトークであれよあれよと考えていた保険料からだいぶ高い保険料になっていきました

「想定していたより高い保険料だけど、保障も手厚くて安心だからまぁいいか」

という感じで契約してしまい、1年ぐらい毎月保険料を払いました(掛け捨てです)

 

この保険は2ヶ月ほど前に解約ずみです

その後いろいろ考えて割高な保険料だと思い解約しました

ブレない強い家計を作るために解決すべきこと

お金の不安を解決する

お金に対して不安がある人は一体どうして不安なのか?

それは簡単にいうと次の3つの課題をクリアすることで解決できます

①支出を抑える(人生でお金がいくら必要なのか)

②収入を上げる(自分がこの先どのくらいの収入を得られるのか)

③貯蓄を増やす(必要なお金をどのように増やせば良いのか)

 

この3つの課題を37歳から3年をかけて解決すれば、強い家計を手に入れることができ、

お金について不安しかないという人も安心して40代をむかえることができるというわけ

 

つまり、お金に対する漠然とした不安は、お金(家計の現状)をよく知ることで解決するんですね

「お金を貯めたい」と思った理由は?

お金を貯めるために、やらなくちゃいけないことはわかった

でも「お金を貯める」という目標だけあっても、人はそれだけでは継続できないのです

それはなぜなのか?

継続するには「お金を貯めて自分が何をしたいのか」という明確な目的が必要

 

自分はこれをやりたい」という本気になれる何かを持つ、それが何より大切

そうすると、お金についてもっと知識を深めたいと思うし、お金を増やす強い動機になります

節約して真面目にコツコツというのだけでは、長くは貯金を続けられないんです

 

そして「やりたいこと」が見つかったとき、まず必要になるものは「お金」

私も「仕事を辞めたい」と思ったとき、まず考えたのはもちろん「お金」のことでした

家計の三分法でお金を管理しよう

三分法とは?

家計の三分法というのは、

家計を「消費」「浪費」「投資」に分けて見直しを続けていくこと

「消費」と「浪費」にあたるものを減らしていき「投資」にどんどん回していく

この見直し作業を繰り返していくことで黄金バランスの家計を作っていく

 

三分法の黄金バランスは「消費」が70%、「浪費」が5%、「投資」が25%

この比率に近づけていくほど優良家計であり、お金が貯まる家計に近づいていきます

 

では具体的に、普段の生活でどういうところで気をつければいいのか?

それはお金を使う前に必ず「これは本当に必要なのか?」「ただ欲しいから買うのか?」

と自分に問いかけるんです

この自分への問いかけで「浪費」を「消費」としていたことに「気づく」ことができるんです

口座管理

よくお金を管理するために3つの口座を持ちましょう、というのはよく聞きますよね

やはりこの本でも3つの口座を準備して目的別にお金を管理することが推奨されてます

「使う口座」「貯める口座」「増やす口座」に準備する目安金額もわかりやすく参考になります

 

じつは私も仕事を辞めて、しばらくの間これから「お金をどういう風に管理しようかな?」

と今更ながら考えていたところでだったので、方向性がわかりスッキリできました

これが正解というのはないかもしれませんが、お金の知識に詳しいプロの方に目安を提示

してもらうだけでも「これくらい準備しておけばいいんだ」と少し不安が解消されます

増やす力

消費の中に占める固定費を削減することは家計管理の中で基本中の基本です

例えば、以下の固定費は見直せるものはより安いサービスに変更していきましょう

・保険料

・通信費(スマホ代など)

・マイカー維持費

・電力会社やガス会社

そして、その浮いた金額を「増やす口座」で長期分散積立で投資するのが鉄則です

 

私の必要な見直しは、

・通信費(WIFIが割高)

・電力会社とガス会社

医療保険は解約してしまいましたし、車は持っていません

そして「増やす口座」での長期分散積立投資も併せてすすめる必要があります

まとめ

この本で繰り返しいわれていることは「お金と真剣に向き合いましょう」ということ

 

自分の人生で何が大切なのか何をしたいのかという目標や価値観がはっきりすると

お金と真摯に向き合わざるおえなくなります

そしてお金を大切にそして賢く使おうと思います

 

結婚、住宅、介護、年金、老後問題、副業についての考え方も丁寧にされており

お金についてのポイントが押さえられていて、だいぶお金について理解が深まった気がしてます

何より、やるべきことが明確になったというのが一番の収穫でした

 

お金について何かやるべきなのはわかってる、だけど何から手をつけていいかわからない!

という方にピッタリの1冊です

 

37歳独身、年収300万円 知っておきたいお金のこと

       横山光昭   毎日新聞出版

 

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