「人生を楽しむ」というタイトルが気になって手に取った一冊
こういった本を手にとる人はどんな心境なんだろう
おそらく「人生楽しめてないかも」と思って手にとる人が多いんじゃないか
そして「今の生き方でいいのかな」という不安もあったりする
そう言えるのは以前の私がまさにそんな心境だったことがあったからだ
ニューヨークで学んだ「人生を楽しむ」121のヒント エリカ 宝島社
このたぐいの「自己啓発本」はたくさん本屋に並んでいて、この本もその中の一冊
読んだら「人生が変わる!」わけじゃないが、少し元気になれるような気がして手にとるのかな
また明日からがんばってみようかなと思えるんじゃないかと
ニューヨーク流処世術
不安になるのをやめよう
日本の女性で不安を抱えてない人はおそらくいないんじゃないか
年代にかかわらず仕事、恋愛、お金、老後、健康など不安のタネはいくらでもあふれている
だからといって不安に支配された人生を送りたくない
ニューヨーク流の不安の対処法は
不安になるのではなく、楽しむことを中心に生きることだと切り替える
楽しむことで不安になることより大切なことがみえてくる
つまり「不安になる」ことは重要じゃないから不安になることはやめようってことだ
でもどうやって? 言うのは簡単だけど
例えば、「一生シングルかもしれないから不安だ」という考え方をやめて
「シングルでも幸せで楽しい生き方を考えてみよう」という思考法
一見、楽しくない状況も楽しめる人になろうということだ
ひとりで楽しめるようになれば「個」が確立されて自立した人間になれる
自立した人間になってはじめて「真の大人」になることができる
どんな人生にするかは自分次第、自分の責任だと覚悟を決める
自分の価値観を身につけよう
ニューヨークの大富豪の中には見るからにお金持っていそうな人もいれば、
「え?あの人ほんとにお金持ちなの?」疑いたくなるような人もいるそうだ
それは日本でも同じですよね
高い洋服や時計、車、アクセサリー、カバンなどを身につけてるお金持ちの人もいれば、
全身ユニクロ でも、実はお金持ちの人もいたりする
そしてそんな全身ユニクロ だけどお金持ちの人が大切にしているのは、
「自分にとってお金をかける必要があるのはこれだ」という確固たる価値観
見栄をはっても仕方のないところで無駄なお金は使わないのだ
つまり「必要なところでは使う」というメリハリのあるお金の使い方を心得ている
人間関係を選択しよう
人生を楽しむために欠かせない人間関係
「寂しいから」「ひとりでいたくない」からといって、気が合わない、ネガティブ、
不平不満や愚痴ばかりの人といつも一緒にいることはやめよう
そして自分にとっていい影響を与えてくれる人を選んで付き合おう
自分が興味を持っている分野の人と交流を持つこと、誘われたら行ってみることも大事
行ってみたらとりあえず相手が自分をどう思うかなんて気にしないで楽観的に話してみよう
大人になったら人間関係はどんどん変わるものなんだと思って、
友達が減ったり、昔の職場の人と疎遠になったりすることもあるけれど、
今、自分がかかわっている新しい世界で新しい人間関係を作っていこう
まとめ
ニューヨーク流の人生を楽しむ考え方は、
つまり「大人の考え方」だということです
「自分の幸せとは何か」と真剣に考え、
周りがしてるから同じようにしておこう、という流されてしまう生き方ではなく
自分はこう考える、こうしたほうが幸せだと感じるという自分軸で選択をしていく
その選択の積み重ねが「個」を作っていき、その人の魅力になっていく
この考え方は日本でも以前からあるし、そういう考えで生きている人もたくさんいる
ただ、日本よりはニューヨークのほうが「個」を重視する傾向は高いとも思う
ポジティブ思考万歳とは思わないけれど、つい不安になりやすいのが現代社会です
ときどき気分を引き上げたくなったら、こんな本を読んで自分を元気にしてあげましょう